「運命の人の特徴を探してしまう心理。それが問題となり得る」

 

運命の人と出会いたいという欲求は、きっと多くの人にあるものです。

 

そしてその人が本当に自分の運命の人だと確信したい気持ちや思いも、同じく高いことでしょう。

 

運命の人がこの人だと確信できた時はきっと、かなりの安心感があなたを包み込むに違いありません。

 

よかった。

 

これで安心だ。

 

私は幸福だ。

 

などなど、いろいろな感情と思考が勢いよく湧き上がるでしょう。

 

つまりこれが、運命の人の特徴を探そうとしてしまう、根本的な原因をより理解することにもつながるのです。

 

それはもうお分かりかもしれませんが。安心感をえたいからであり、別の言い方をすると、恐怖や不安から抜け出したいから、運命の人の特徴を色々と探してしまうか、探したい欲求が大きくなる傾向にあるということです。

 

人の行動原理の中に、最も行動を促されやすいことがあるとわかっています。

 

それが恐怖だと言われています。

 

特に恐怖心は、人の行動を突き動かす要素として強烈と言えるものです。

 

そしてそれが時として、理性的な思考を失い、暴挙とも言える行動に発展してしまうこともあり得ます。

 

恐怖を感じるか、あるいはそれが強くなると、人の思考は感情的になり、理性的な思考が抑制されることが脳科学的にわかっています。

 

これは扁桃体と言われる脳の領域が活性化し、交感神経を高まらせることによって起こりやすくなると言われています。

 

運命の人はこの人か?

 

この人で間違い無いのか?

 

そうだと言える証拠は何か?

 

ということを探し続けることは、とても簡単だし、証拠があると思うことも簡単なことです。

 

なぜならそれは、自分自身でそう思っていることで可能だからです。

 

では現実はどうでしょう?

 

現実はたとえ、どんな人間であっても、思っていることが現実に必ず反映されるなどいうことはあり得ません。

 

運命の人がこの人からもしれない、そうであって欲しいと思っていても、それは現実の世界において、可能性にしかすぎない領域を超えることはできないのです。

 

上述のように、運命の人や運命の人の特徴、あるいは運命というものでさえ、それが存在すると思いたい気持ちは理解できても、それが本当にあるという確証的な事実は、どこにも存在できないのです。

 

そのため、運命という概念はあったとしても、本当に運命があるかどうかは、どちらとも言える、という答えであり続けるということが言えるのです。

 

何かを思っていたい気持ちは誰にでもあるものです。

 

それがたとえ運命の人やその特徴に限らなくても、お金持ちになりたい、楽して生きていきたい、などは多くの人が思っていたいものだと言えるでしょう。

 

しかし、現実は思っっていること以外のことが、実際に起きていることは往々にしてあるのです。

 

そう思いたいという欲求は、自分の中から湧き起こっている恐怖と不安に駆られている場合があります。

 

この恐怖や不安に駆られてしまい、運命の人の特徴を探し続けることは、現実を見ることや、あるいは何が起きているかの認識を希薄にしてしまう可能性があります。

 

心理的な作用でいうと、あえて現実という存在を忘れたり、あるいは、見ないようにしてしまうことになっていると言えるでしょう。

 

きっと運命の人の特徴はある、きっとこれに違いない、この人がいうならこれがその特徴であるはずだ、どのようなことでも思うことは可能であり、誰も否定はしないものです。

 

しかし現実的にそれらは全て、どちらとも言える、という可能性から抜け出すことはなく、ずっともしかしたらそうであり続ける可能性が高いのです。

 

もしかすると、あと数年もしたら、それは違うと否定されることもあるでしょう。

 

なぜなら、上述でもしましたが、運命の人の特徴という非物理的な概念は、無限に生まれ続けるものだからです。

 

運命の人の特徴を探してします心理は、無限に答えの生まれ続け、それを特定できないことを、ずっと追い求めることを示唆します。

 

つまり、それはかなり多くの点で、無謀な挑戦をしていると言えるのです。

 

上記でも、恐れと不安は人を暴挙に駆り立てる可能性を高めると言えるように、運命の人の特徴を探し、それで確証をえようとすることは、暴挙に出ているかもしれないと言えます。

 

これが暴挙であるかもしれないと言えるのは、誰もその正解を知らないからです。

 

正解はその人の中にしかなく、言い換えるなら、運命の人の特徴の正解と、それを決めることができるのは、あなた以外にいない、ということです。

 

 

このことに自信と確信をむしろ持てずに、自分を信じることができずに、運命の人がどんな人であるかの特徴を気にしている人は少なく無いでしょう。

 

あなたはどちらを選ぶか、それはあなた次第なのです。