3「付き合う前に結婚するかもという直感について」

 

付き合う前から、結婚するかもしれないという直感がある場合、これは運命的であると言えるのでしょうか。

 

これも上述のとおり、感情的であり、感情優先にそれを思っているか、それとも感情は至って平静を保っているけれど、なぜかそのように考えているかで、大きく異なることがあります。

 

付き合う前というのは、お互いがおそらく知り合ったばかりか、あるいは知り合ってはいるけど、恋愛関係に発展していない時期であると言えます。

 

恋愛関係に発展していないというのは、実は運命的な直感を感じる上で、もっとも重要でもあると言えるかもしれません。

 

それはなぜか?

 

それを知るためには、恋愛に発展しやすいケースを考えてみると、その違いが明らかにわかると言えるでしょう。

 

恋愛に発展しやすい場合の、人の心理的状態というのは、多くの場合で、感情的になっていると言えます。

 

そして感情的になっている時の思考の多くには、以下のようなものが多いと言えます。

 

この人と付き合いたい。

 

この人と一緒になりたい。

 

この人が欲しい。

 

といったものであることでしょう。

 

これらの思考は、その人を手に入れたいという欲求的な衝動だと言えます。

 

つまり、恋愛に発展しやすい時というのは、1人が、あるいはお互いが、とても欲求的な衝動である場合ということができます。

 

これはあくまで欲求であるため、運命的やあるいは直感的であるとは言い難いものです。

 

一方で、直感的な思考には、これと大きく異なることが多いのです。

 

直感の多くは、おそらくですが、リラックスしている心理状態に多く出現しやすいと言えるのです。

 

感情的になっている時というのは、いわゆる脳や身体的に興奮状態になっていると言えます。

 

これは脳機能的な側面からも言え、感情は扁桃体という部位が活性化していることがわかっているからです。

 

扁桃体は情動、つまり感情的な働きを主体としており、これは自律神経にも影響を及ぼしていきます。

 

扁桃体の働きが活性化し、感情的になっていくと、自律神経は交感神経優位になる傾向にあるのです。

 

交感神経は、人が恐れや興奮といった、激しい活動状態の時に優位になるもので、それは同時に多くのストレス状態を招く恐れがあります。

 

つまり感情的な恋愛感情というのは、とても激しい情動活動でありながら、ストレスを抱え込みやすく、心理的には不安定な状態であることが言えるのです。

 

心理的に不安定な状態では、目の前の現状が自分の思い通りになっていることを強く望み、それと反対に現状が自分の思いと反した結果になっている場合は、とても心理的なバランスを崩しやすいのです。

 

これは脳機能に制限を加え始め、やがては、欲求を満たそうとする利己的な思考を育む恐れがあります。

 

自分中心で現状を捉え、一方的な見方をしてしまい、その結果、多くの失敗を繰り返しやすくなるでしょう。

 

しかし本人はこれに気がつかないことが多いのです。

 

なぜかというと、欲求を満たそうとする思考に、すでに自分を見失っているか、支配されつつある状態に近いからです。

 

このようにストレス状態が高く、そしてそれが長時間続くことによって、欲望の暴走が起きやすくなります。

 

欲求の暴走は、例えばダイエット中に我慢していた甘いお菓子やケーキを、リバウンドのリスクも気にせず、ドカドカと食べてしまうことに似ています。

 

つまり、この人が運命の結婚相手だと、早合点したり、焦って決めつけて、早急に答えを出してしまう心理を高めてしまうのです。

 

付き合う前から、そのような心理状態でいると、結果的に運命は愚か、良い結婚相手でさえ見つけることは困難といえるでしょう。

 

恋愛関係に発展しやすい心理状態とは、その多くが、上記のような心理状態になっているか、またはその流れの中にあること多くあるのです。

 

一方で、感情的ではない時は、この反対の心理状態と言えます。

 

つまり、理性的で、思考は幅広く、欲求的ではないし、衝動的でもないといえるのです。

 

このような心理状態で、付き合ってもいない人と、結婚するかもしれないと思えることは、かなりまれなケースですが、実は、可能性としては高いといえるかもしれないのです。

 

なぜなら、上述のような交感神経の興奮ではなく、副交感神経が優位になっている状態と言え、この自律神経は脳機能の前頭前野という部位を活性化することがわかっているのです。

 

前頭前野の活性化は、思考に創造性を与え、脳派もアルファ波になっていることが多くなります。

 

リラックスしていて、創造的な思考が高くあるということは、目の前の現状や目で見えること以外のことまで、思考の幅が広く、答えを導き出すことを助けてくれます。

 

そのような状態で付き合ってもいない人と、結婚するかもしれないという思考は、とても漠然としており、証拠となるものもないのですが、感情的な思考状態に比べると、とても多くのことを判断した結果ということができるのです。

 

そのため、結果は結婚するかはわからなくても、恋愛に発展していない状態で、かつ精神的にリラックスしている時の方が、直感的に思考が働いている可能性があるのです。

 

あなたの心理状態はどちらでしょうか?

 

感情的でそれを思っているでしょうか、それとも、理性的にリラックスした状態で、そのように思えているのでしょうか?

 

自分を見つめ直して、時間をかけて、この答えを明確にしてみると良いかもしれません。